iPhoneアプリのiOS10対応への引き合いを頂きました。
現行のアプリでも大きな不都合は無いとのことですが、しばらくアップデートしていないので、64bit対応させたいとのこと。
以下のような警告が出たらしいのですが。
XXXXというのはアプリ名です。
また、iPadになっているのは、一度出たメッセージは出ないようなので、iPhoneではなくiPadで警告を出してみました。
警告は出ても問題なく動作しますが、縁起の悪いメッセージですね。
実際にエンドユーザーからも問い合わせがあったそうです。
さて、実際の作業ですが、ソースプロジェクトを提供してもらっても単にビルドし直しではありません。
OSが何世代も前の時のソースなので、いくつか修正を考慮しなくてはならない点がありました。
一番大きなのは、 通信のSSL(TLS)対応です。
Appleは今後(iOS9以降)アプリからのセキュアでない通信は認めないようなので、 http通信はhttpsに変更します。
アプリの起動後に一度データを読み込む仕様で、その際の通信が http でした。
ソースをざっと見たところ、通信はここだけのようです。
WebViewも使っていないようでした。
もちろんサーバー側にも証明書が必要なので、今回は別のクラウドサーバーを用意して証明書をインストールしました。
あとは注意点として、IPv6対応です。
IPv4のアドレス(直アドレス)やクラスを使っていないかを確認。
これらの対応で、思ったより短期間でAPPストアにて最新版が公開されました。
もちろん、環境構築や解析には時間がかかりますし、各端末でのチェックなどの手順は省きません
既存のアプリの引き継ぎ・バージョンアップなどもお気軽にご相談下さい。